2016年5月26日木曜日

仰天エピソードとタバコ

相撲情報誌TSUNAを作り始めてそろそろ4年の歳月が流れようとしています。



TSUNAは2012年9月創刊なのですが、それよりも一年ほど前から取材を始めていたので、実際に相撲の世界に身を投じて4年は経ったのではないかと思います。紆余曲折ありましたが今のところ作り続けてよかったというのが本音です。



最初は川口市にあるキャメルスタジオという音楽のリハーサルスタジオを経営している野村と二人で始めましたが、正直なところフリーペーパー作りは全然儲からないし、彼も就職をしてしまったのでフリーランスで仕事を受けることがなくなったため、やがて僕一人となるわけですが、毎号毎号資金繰りはたいへんで、今でもたいへんなんですよ。



創刊当初よりは良くなったものの依然厳しい状況です。かと言って僕が高級車を欲しいわけでもないですし、高級な腕時計が欲しいタイプの人間ではなく、車は動けばいい、時間がわかればいいという感覚の人間なので、それはそれでよかったのかなと思っています。世の中簡単な仕事なんてないんですよね。世間知らずの僕がここ数年で痛感したことでした。





さて、編集作業も、執筆作業もやったことがない僕がTSUNAを作り始め、取材をするごとに毎回「まじかよ!?」って思わされたのが相撲界。いったいどんなことに驚いてきたのか?まずはこちら






体重計です。250キロまで計測できます。ここ最近は相撲協会が健康診断で使用する体重計もデジタルのものなのだそうですが、相撲部屋には昔からのアナログ体重計のあるところが多いです。画像は時津風部屋にある体重計なのですが、北太樹関と飲んだときのこと、少し脚色されてはいると思いますが、

「大露羅は250キロのやつで量れないから300キロまでのマグロの重さを量る体重計を築地で借りてきて量ったことがある」


と言っていました。笑



相撲をあまり知らない人のために1つずつ説明していきますと、まずこの話を聞いたのが現在の山響部屋(当時は北の湖部屋)に在籍する北太樹関という関取。大露羅とは山響部屋所属の力士で現役最重量の力士のことです。平成28年5月16日発売の大相撲ジャーナルによる全相撲人名鑑によりますと275キロだそうです。




ね?話のスケールが大きすぎて、まじかよ!?ってなるでしょ?しかもどこからどこまでが本当なのかもわからなくなるんですよ。だって体重計は250キロまでだから275キロの大露羅さんを計測できないわけですよ。そうなると北太樹関が言ってることを信じるしかなくなるんですよね。笑



この真偽はまた一緒に食事をさせていただきたときにでも確認してきたいと思います。






話は変わって、僕は愛煙家です。



昨今の禁煙ブームにより肩身を狭くしている人のひとりです。



最近では長い間タバコを吸っていた友人も久しぶりに再会したらタバコを止めていました。タバコは百害あって一利なしと僕が子供の頃から言われています。



体には良くないものだとわかっているのですが、僕はタバコが好きです。なんなら今吸っている銘柄は10年以上同じものを吸っています。



アスリートの喫煙について少し書こうかなと思うのですが、プロのアスリートというのはスポンサーがいるため基本的にマイナスイメージになることを避けていかなくてはいけません。そこで疑問なのですが、喫煙はマイナスイメージなのでしょうか?



そもそもいつからマイナスイメージになってしまったのでしょうか?


こちら

※相撲博物館提供

浮世絵ですよね。これ阿武枩(松)と書かれた人物が手にしているのはキセルなんです。当時のタバコですよね。昔は今ほど喫煙に対するマイナスイメージがなかったので、こうして浮世絵にも喫煙しているシーンが書かれていたりするんですよね。何かの映像で観たことがあるのですが、白黒の映像だったので昭和の映像だったと思います。ファンの方にサインを求められたので色紙にサインをしている力士(たしか現役の北の富士さん)がくわえタバコでサインを書いていたんですよ。



愛煙家の僕としては「かっこいい!」「ハードボイルドやな!」となるのですが、最近の世間はそうは言ってくれなそうな雰囲気がぷんぷんしてますよね。




現役生活21年、江戸本場所在籍36場所中(大関在位27場所)で、通算黒星が僅か10・勝率.962で、大相撲史上未曾有の最強力士とされている雷電爲右エ門が使っていた煙管などが江戸東京博物館で見れたこともありました。



僕個人の考えですけど、相撲界にいたってはそんなに喫煙によるマイナスイメージと繋がらない気もするし、それをかっこいいとすら思えるので、力士側もあんまり気を使わないで欲しいなとは思うんですよね。



タバコを吸っている僕が言っても何の足しにもならないでしょうが。。。笑



議論するほどのことでもないし、最近肩身の狭い思いをしている僕のボヤキだと思ってください。



今日はここで打ち止めにします。



それでは。

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