このブログを始めてから最長のサボリ期間になってしまいました。
サボリと言ってしまうと聞こえが悪いですが、正確に言えばブログに手を着けられなかったというところでしょうか。
日本酒が大好きな竹内一馬です。
前回更新から今日まで竹内一馬的重大事案が同時多発して個人のスペックを少々オーバーしておりました。
単純にTSUNA制作期間であったこともあるのですが、他にもいくつか難題が降りかかりまして第一優先しなくてはいけないことが一気に5つくらい出てきた感じです。
しかし、少しずつでいいからやっていくもんですね。なんとか残り2つくらいまで減ってきました。
そうこうしていたら20日で僕も35歳になっておりまして、いよいよアラフォーになったわけです。人生を考えるとなかなかビビリますよ。失うものは何もないのでお気楽な人生と言えばそうなのですがね。
さて、まずはツナイトの話から。ツナイトって何?って人もここの読者にはいるかもしれないので、少しばかりツナイトの説明をさせていただきます。
相撲情報誌TSUNA編集部が企画・運営しているトークイベント【抱きしめてツナイト】通称ツナイト。
始まりは2013年1月31日でした。
TSUNAを創刊したのが2012年9月。2号を出したのが2012年11月。
この頃、阿佐ケ谷ロフトAの店長さんから
「うちで相撲のトークイベントをやらないですか?」
というお誘いの連絡が入る。
バンドマン時代には観客0でのライブを経験したこともある筆者。しかも、ロフト系列ということでさらに身構えます。ロフトは新宿にもライブハウスがあって、下北沢シェルターも同じ系列です。バンドマンからするとロフトやシェルターで演奏したことがあるというだけでひとつのステータスになるような、そんなライブハウスなのです。
そんなロフトからイベント開催のお誘い。
完全に罠だと思いました。
会場利用料を搾取するためだけの営業メールだと判断し、お断りしようと言っていたのですが、当時の編集長野村がなぜか断っていないのです。僕は何度も「やらない」という意志を見せていたのですが
「会場費掛からないって言ってるんだよ」
と食い下がってきます。考えてみれば、会場費が掛からないのであればプロモーションのひとつとして一回くらいいいかなと思うようになり、徐々に口説かれていくわけです。
阿佐ケ谷ロフト側からは相撲好きの能町みね子さんという方がいて、出演してもらえれば彼女自身も集客力があるし、お友達を頑張って10人くらいずつ呼んでいただければ形にはなると思いますとのこと。
集客……。
売れなかったバンドマンは自分たちを観てもらう「チケット」という商品がどれだけ売りづらいかというのを知っています。はっきり言って自信なんてこれっぽっちもありませんでした。
そうこうしているうちにチケットも発売され、それにともない友達に「トークイベントやるんだけど遊びに来て!」というバンドマン時代と変わらない勧誘メールを送る。
いよいよ開催一週間前という状況で、遊びに来てくれる友達は3人(友達少なっ!笑)。
末代まで馬鹿にされるだろうなと思って腹を括っていたいたのですが、ロフトから連絡が入り
「チケットが売り切れました」
という知らせが入る。
こうなると逆にハードルが上がってしまうわけです。しかし、やり始めてみたら来場いただく関取達のトークが上手いので司会もさほど苦戦することもなく(そう思ってるだけですが)、無事に?イベントを終了することができました。
あとは、なぜか東京の本場所後に開催するというのが恒例となってしまい、今では名古屋でも開催させていただけることとなったのがツナイト発祥のお話。
どんなトーク内容かといいますと、正直なところインターネットでは書けないようなことも話しています。ゴシップ的なところではなく、どちらかといえば下ネタとかも出るような感じです。あとはNHKさんのインタビューでは語れない少し砕けた話ですかね。あとパネラー陣も少しサブカルな感じの話が好きな人が多いのでマスコミの方々が報じない(報じるまでもない)話とかね。
力士のプライベートに近いところが観られるというのが正しいかもしれませんね。
今年の8月は仙台も行きますし、先日TSUNAツイッターではアンケート機能を使い、どの地域が開催希望者が多いかを調べさせていただきました。年末には今までより少しばかり広い会場で開催ができればと思っております。
最近思うんですけどね、僕が好きな元中村部屋の彩豪さんが言ってたんです。
「スパイダーマンの映画の中でのセリフなんだけどね、大いなる力には大いなる責任が伴うというセリフがあって、とてもいいセリフなんだよ」
と。聞いたときに僕もいい言葉だなぁと思ったんですね。TSUNAも最初は「作ることがゴール」になっていました。ツナイトも「開催することがゴール」でした。
それが今では作ることがゴールではダメな環境になってきました。お金を出してでも読んでくれる方、発行のためにお金を出してくれる企業、もちろんそれは読者の皆さまがいるからなんですね。ありがたいことに読者の方々も増えているし、読んだことがないけど読みたいと言ってくれる方も増えました。
逆に、もう読みたくない、読むに値しないという方もいます。
そういった様々な人がいる以上、発行することがゴールになっていてはいけません。スポンサーには出してもらっている金額以上の価値を出したいし、読んでくれる人にはクリスマスプレゼントの封を開けるようなそんなドキドキを持って読んでほしいと思っています。もう二度と読みたくないと思っている方にもまた読んでいただけるような内容にしなくてはいけません。
それがTSUNAの責任なんだと思っております。ツナイトも同様です。初回の開催よりもチケット値段があがっています。やはり貴重なオフに来場いただく関取にはノーギャラでというわけにもいきません。来てくる方全員が満足してくれるようにしなくてはいけません。
創刊からこの4年弱の期間でTSUNAの環境、責任というのは大きく変わりました。でも、根本にある「格式高いと思われがちな相撲をもっと身近に感じて欲しい」「大相撲の奥深さ、面白さを伝えたい」というのは創刊当初から変わっていません。だって面白いんですもん。
毎号、毎号やれることを、最大限に無い知恵を絞り作っていますので、見捨てずに今後も読んでくださいね。笑
ということで、今日はこれくらいにしておきます。
皆さん!TSUNAのフォトコレクションをYouTubeにアップしてますからガンガン観てくださいね。
それでは!明日は番付発表ですよ!
名古屋場所の足音が少しずつ、少しずつ近づいてます。
楽しみましょうね!
フォトコレクション1st
フォトコレクション2nd